火災保険ついて
はじめに
火災保険とは損害保険のひとつであり、一戸建てやマンションなどの「建物」と、その中に収容される家財や什器などの「動産」を補償する保険です。
名前の通り、火事で家が燃えてしまった際の‟火災“に対するリスクを補償するのはもちろんですが、火災以外にも多くのリスクに対応しています。
台風が来て屋根が破損してしまった場合や、洪水で家の中が床上浸水してしまった場合等の自然災害での修理費用、泥棒に窓ガラスを割られて侵入された場合の窓ガラスの修繕費等もこの保険でカバーできます。
名前こそ、火災保険ですが「住まいのあらゆるリスクに対応する」という色を濃く持つ保険となっております。
火災保険の必要性
災害によって自宅や家財が被害を受けた場合、復旧には莫大な費用を要する可能性があります。
さらに、火災保険に未加入かつ住宅ローンが残っている状態で大きな損害が発生した場合は、住宅ローンを支払いながら修理費用や仮住まいを用意する費用も負担しなければなりません。
火災保険はお客様が受けた損害分の保険金をお届けする‟実損払い“の形を採用していて、お届けした保険金で生活の再建を図ることができます。
今後どうなる?火災保険
近年、台風や洪水などの自然災害の発生件数は上昇傾向にあり、それに伴い自然災害による支払保険金額も増加しています。
以前は火災リスクに関してのお支払いの割合が最大でしたが、ここ数年でいうと、自然災害による保険金のお支払い割合が全体の9割弱を占めています。
このような状況下で、保険会社も随時火災保険料の水準の見直しを行っています。
2021年度にも一度保険料の改定がありましたが、2022年度以降も保険料の上昇は今後も続いていく見込みです。
もう一つ、火災保険の今後を考えるうえで重要なポイントは「保険期間」についてです。
2015年までは30年を超える長期契約も可能だった火災保険が今では最長10年、そして2022年には5年にまで短縮されます。
今後も自然災害の増加やその他の要因から、保険金支払額の増加が見込まれているので火災保険料の値上げは避けられないと考えられます。
なので、10年間契約時の保険料で補償を継続できるという大きな利点もあるので、今からご契約されるお客様は、10年後までのトータルの支出を考慮して、10年契約が存在するうちに、長期でご契約されることをお勧めします。
おわりに
いかがでしたでしょうか。日々変化する環境の中で「保険」も変わってきています。
生命保険同様、今回ご紹介した火災保険などの損害保険に関しても、昔は大丈夫だったけど、現在はこのままの補償で本当に万一の時補えるのかどうかを随時、見直していくことが必要です。
保険についてのお悩みやご不明点ございましたら、お気軽に弊社へお問い合わせください。