介護への備えについて
はじめに
皆様、ご自身の老後の介護について備えていますか。
健康なうちは、介護についてイメージが中々付きにくいかと思います。
しかし、現在は誰でも介護状態になり得る時代です。
平均寿命と健康寿命
我が国の平均寿命は現在、男性が81.64歳、女性が87.74歳(2020年)です。
一方、健康寿命についてはご存知でしょうか。
健康寿命とは自立して元気に過ごすことのできる期間を言い、 現代ではこの健康寿命を延ばすことが重要とされています。
健康寿命は男性が72.14歳、女性が74.79歳です。
このことから、何らかの病気やケガ、高齢による衰弱等で健康ではなくなる期間が男性は約9年、女性が約13年となります。
平均寿命の延長に伴い、日常生活に制限のある期間が人生においてかなり長くなってきているのです。
シニア世代の経済事情
シニア世代は退職している人が殆どで収入と支出では収入よりも支出の方が5.5万円多いと言われています。
毎月貯金を切り崩し生活することになりますのでもしも介護状態になってしまったら不安ですよね。
要介護者の増加
しかし、介護保険制度における要介護又は要支援の認定を受ける人は年々増加傾向にあります。
要介護とは、介護が必要な度合いを表し、心身の状態を総合的に判断して決定されます。
要介護になる原因疾患は認知症や脳血管疾患、高齢による衰弱、転倒・骨折等が挙げられます。
公的介護保険
わが国の社会保障制度では介護サービスを受ける事のできる公的介護保険があります。
公的介護保険は40歳以上が加入を義務付けられている保険です。
公的介護保険は年齢や病状によって受けることのできるサービスや要介護度によって受け取ることのできる支給限度額が変わります。
介護保険の必要性
もちろん、公的介護保険だけで介護にかかる費用をカバーできることができれば良いのですが、介護費用は高額になるケースが多いため自己負担しなければならない場合があります。
経済的不安をなくしましょう
経済的な備えがあれば選択肢が広がります。
例えば、有料老人ホームへの入所やグループホームへの入所、手厚い介護サービスを受ける等の選択です。
経済的心配がなければ、治療やリハビリに集中することができますし、それらのモチベーションアップにも繋がります。
介護には3つの負担が伴うと言われています。
その3つとは、身体的負担、精神的負担、経済的負担です。
保険会社の代理店として、経済的負担を軽減するお手伝いが出来ればと思います。
おわりに
今回の記事が老後の介護について考える機会となれば幸いです。
何か将来のリスクの心配事等ございましたらお気軽にお問い合わせください。