2024年度マンション管理組合火災保険改定のご案内

昨今の自然災害の多発等の影響により、2022年10月に各損保で保険料の改定が実施され、管理組合火災保険でも保険料水準が引き上げられました。築年数が古いマンションは、築年数の浅いマンションに比べ、電気・給排水設備などの老朽化による影響で、火災・水濡れリスクや台風・大雪などによる損壊リスクなどが総じて高い実態にあります。そして、近年は、マンションの全体に占める築年数の古いマンションの割合が増加しており、今後もその増加が見込まれることから、保険料の引き上げの傾向にあります。
また、よりリスク実態に応じた保険料体系とするため、「事故状況による割引」の区分をさらに細分化し、適用する割引率を変更いたしました。
2023年6月にも損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は火災保険料の目安となる「参考純率」を全国平均で13%引き上げる改定を行いました。引き上げは過去6年間で4回目で、過去最大の上げ幅となり、さらに水災に関する料率を地域のリスクに応じて5区分に細分化します。
自然災害の多発で火災保険の収支が悪化していることが背景にあり、2024年度も保険料改定が見込まれ、契約者の保険料負担が一層重くなる模様です。