生命保険とがん治療

こんにちは。保険事業部(生命保険チーム)の安井です。

いつも保険ガリレオブログを閲覧頂きありがとうございます!
私からは、生命保険の分野から情報提供をさせて頂きます。
※がんの部位や患者の年令によって使えたり使えなかったりする治療法があることはお含み頂ければと思います。

今、医療分野の研究の中でも、とてもHOTなジャンルとなっているのはどの分野だと思われますか?そうです。がん治療の分野、とりわけ免疫療法については研究や治験が進み、現在は実用化から汎用化への入り口までたどり着いています。

がんの治療・・・といえば皆様は何を思い出されるでしょう?
1 切除手術(開腹術のようなものもあれば、内視鏡もありますね。)
2 放射線治療
3 抗がん剤治療
・・・それ以外にもいろいろ治療が行われています。

今日ご紹介したいのは、「免疫療法」という治療です。なにか難しそうですが、簡単に言えば、本来人間が持っている免疫の機能を活用・パワーアップすることで、がん細胞に打ち克つというものです。
オブジーボという薬の投与による肺がんや皮膚がん治療が保険適用になった・・・という、
ニュースをお聞きになったことがあるかも知れません。これも免疫の機能を向上させる考え方に基づく治療法ですが、従来の治療よりも効果がある、体に優しい治療として今、注目を浴びていますね。
遡れば2011年のノーベル生理学・医学賞が、人体に存在する樹状細胞の働きを発見した、カナダのラルフ・スタインマン博士に授与されました。樹状細胞は体内で見つけた敵への攻撃の司令塔の役割を担っています。
つまりリンパ球(最近はT細胞とか言われます)に敵の存在を知らせ、また目印を示して攻撃させます。このスタインマン博士の発見の後、抗ガン剤のような薬剤を使った治療に比べ、より効果的、かつ副作用の少ない治療の研究が進んでいくこととなります。今も進み続けています。
先程の①から③といった治療は、現在では「標準治療」という呼び方をされることがあります。大規模な臨床検査や科学的根拠によって、その時点で一番効果的とされている治療法を言います。

免疫療法はまだ標準治療とは言えません。ただ、これからまだまだ爆発的に発展、標準化していく余地が残されています。
具体的には、患者自身からの採血をもとに「樹状細胞」や「T細胞」を増殖し、それを体内に戻す。司令塔が少ないなら司令塔を増やす、攻撃部隊が少ないなら攻撃部隊を増やす。簡単に言えばそういう発想で理解できると思います。
薬剤や放射線ががんに効果的な場合ももちろんありますが、副作用により、がんへの対応が完了した後の回復に時間がかかったり、他の臓器や部位に影響を残す(副作用)も考えられます。
先々は、免疫療法ががん治療の主流になる時代がやってくるかも知れません。

また、既存の標準治療との併用も広く行われることでしょう。ただ、現時点では、保険適用のないケースでこの治療法を使うとなると相当なお金がかかります。ケースにもよりますが、400万円~500万円と言われています。
こうした高額ながんへの治療費をカバーするためにがん保険。でも、皆様のがん保険はこうした治療に対応が出来るでしょうか?
このところ、生命保険業界では新しい商品が次々に発売されたり、保険料の改訂が行われたり各社の動きには本当にめまぐるしいものがあります。
また、一方、生命保険商品は、その時代における社会保険制度や実際に医療現場で行われる治療の内容や水準と密接に絡みながら進化を続けてきました。
いざという時にお客様に寄り添うこと、経済的負担からお守りするのが私達の使命です。その時代時代にマッチした保険をこれからもお届けし続けていきます。

(生保チーム 安井)