サイバー攻撃の始まり

 本記事では、日本国内においてサイバー攻撃が流行しだした時代を振り返ってみます。

1. インターネットの黎明期

 今の社会ではインターネットは欠かせない存在となっています。しかし、20年くらい前まではインターネットというとパソコンでしか利用できず、簡単な調べ事くらいしかできなかったように記憶しております。
 
 さらに、接続環境も現在のような光通信網やWi-Fiなどもなく、ネットへの接続端末はスマホもなく、ノートパソコンはまだ出始めたばかりでノートとは名ばかりの重いものでした。

 そして、ネットワークの接続も電話回線を利用したダイヤルアップ接続やISDNであり、使ったら使った分だけ費用がかかる従量課金制でした。課金を気にしながら控え目に使うということが多かったのではないでしょうか。

 それから、約20年で急速にネット環境が進化。それに伴い、ネットでできるサービスも急速に進み、低料金で利用できるサービスも増えました。今やインターネットに無縁な組織は無いと言っていいでしょう。

 しかし、国家機関のコンピュータにウィルスを送り込んでその国を麻痺させるという、一昔前ならSF映画でしかあり得ないことが現代社会ではリアルな可能性として存在するという恐ろしさがあります。

2. サイバー攻撃は2000年頃に始まった

 日本において最初にサイバー攻撃が注目されたのは、2000年に発生した科学技術庁のホームページ改ざん事件です。他の中央官庁でも不正アクセスによるホームページ改ざん事件が相次いで発覚しました。当初のサイバー攻撃の目的は、金銭目的ではなく、面白半分・興味本位の愉快犯的なものでした。
 
 この頃の具体的なウィルスとしては、「LOVE LETTER」や「CODE RED」などのマルウェアが挙げられます。2000年と2001年に猛威をふるいました。システムを破壊するプログラムが自己増殖を繰り返し、世界各地に拡散される、これまでにない強力なウイルスでした。発見することは難しくなく、対応はしやすかったと言われておりますが、攻撃を受けてしまうと甚大な被害をもたらしています。

3. 個人単位でサイバー攻撃被害が出始める2003年から2005年

 この頃には、PC経由で個人の口座番号情報を盗み出し、現金を盗み出すというショッキングな事件が発生します。インターネットカフェのPCをハッキングしてスパイウェアを仕込むという手口の犯行でした。
 
 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の発表によると、2003年の国内におけるウイルス被害は約3,025億円です。また、警察庁の発表によれば、同年のサイバー犯罪検挙件数は1,849件となっています。
 
 ちょうどこの年に、経済産業省による「情報セキュリティ監査制度」が施行され、この制度を運営するために特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会が発足されるなど社会における情報セキュリティへの意識が高まっていきました。
 
 2005年になると、大手価格比較サイトのカカクコムがウェブページにウイルスを組み込まれ被害を受けました。SQLインジェクションという攻撃手法と推測され、この事件は世間におけるセキュリティへの関心をより高めました。
 
 また、同年1月にIPAは、2004年のウイルス届出が5万件を超えたことを発表しました。これは2003年の3倍の数値であり、もの凄い勢いで急増したことが分かります。

4. まとめ

 サイバー攻撃はいつ頃から流行りだしたのか、2000年頃に愉快犯的犯行からはじまり、およそ5年の間に大規模な被害が発生するまでになりました。インターネット環境の普及に伴い、サイバー攻撃の脅威も急激に拡大していることがわかります。

 現代では、国家や多国籍企業から個人に至るまでサイバー攻撃のリスクにさらされています。この20年で便利になったことも多い反面、新たなリスクも増えており、今更あと戻りもできません。組織や個人のおかれた状況に応じてそれぞれがリスク対策を行なうしかありません。

 サイバー攻撃の主な手口は、標的型メール攻撃やランサムウェアによる攻撃、ウェブサイトの改ざんやDDos攻撃、ID・パスワードを活用し他人になりすまして侵入する行為やファイアウォール等を乗り越えて不正にアクセスする行為等があげられ、わずか20年の歴史で、サイバー攻撃は様々な変化をしています。

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サイバー攻撃に対する必要な備えは大きく2つ
1.サイバー攻撃を受けないための対策
2.サイバー攻撃を受けた後の対策

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