個人賠償責任保険について

保険(生命保険・損害保険)

はじめに

「個人賠償責任保険」という保険について、一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。今回は、具体的にどんなときに役に立つのかご紹介いたします。

補償内容

他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまい被害者へ損害を賠償をしなければならないときに備える保険です。

具体的には、

  • お買い物中に商品にぶつかってしまい、壊してしまった。
  • 子供が外でキャッチボールをした際に、他人の家の窓ガラスを誤って割ってしまった。
  • 飼い犬が散歩中に他人に嚙みついて、ケガをさせてしまった。
  •  
  • 自転車を運転中に通行人と接触してしまい、ケガをさせてしまった。
  •  
  • 洗濯機のホースが外れて水濡れをし、下の階のお部屋を水浸しにしてしまった。

など、日常で起こりうる身近な事故を補償します。
特に自転車事故は賠償額が高額になることが多く、約9,500万円になったというケース(※)もあります
※男子小学生が自転車走行中に60代の女性と正面衝突し、頭蓋骨骨折を負わせ意識が戻らなくなった。

被保険者の範囲

それでは、個人賠償責任保険の被保険者(※)の範囲について確認していきましょう。

  1. ① 記名被保険者
  2.  
  3. ② ➀の配偶者
  4. ③ ➀または➁の同居のご親族
  5. ④ ➀または➁の別居の未婚のお子さま

等になります。
※保険の補償を受ける人、保険の対象になる人

個人賠償責任保険のご加入について

自動車保険・火災保険等の特約として付帯します。

上記の仕組みから、ご家族内で重複して個人賠償責任保険にご加入されている可能性もございます。

新しく自動車保険・火災保険等にご加入するにあたって、既にご加入済の保険をすべてご確認される方は少ないと思います。

もしかしたら、自動車保険でも火災保険でも特約で個人賠償責任保険を付帯している方や、ご主人様もお子様も別々で個人賠償責任保険にご加入している方もいらっしゃるかもしれません。

補償の重複

ここまで、個人賠償責任保険の基本について考え、重複している可能性もある、ということを確認しました。
それでは、万一重複している場合にはどうするべきか確認していきましょう。

例えば、自動車保険と火災保険にそれぞれお支払限度額が1億円の個人賠償責任補償特約を付帯していたとします。
自動車保険1億円+火災保険1億円で、お支払限度額は2億円になります。

ここで、賠償額5,000万円の事故を起こしてしまったと仮定しましょう。
この場合、今回の事故で受け取れる保険金は5,000万円になります。

自動車保険から5,000万円、火災保険から5,000万円の保険金が受け取れる、と認識している方もいらっしゃいますが、実は受け取れる額は自動車保険のみに付帯している場合と変わらないのです。

上記の例でいうと、賠償額が1億円を超える場合は個人賠償責任補償特約を重複してご加入いただくメリットはございますが、お支払限度額が無制限のものもございますので、無制限のもの1本にすることがおすすめです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
ご自身の個人賠償責任保険のご加入状況が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この際にご家庭内の保険証券を見直すとともに、詳細についてはぜひ保険のプロにご相談ください。