団体信用生命保険について

住宅ローン

はじめに

 住宅ローンについてお調べになった際「団体信用生命保険」や「団信」という言葉を耳にされたことはないでしょうか?

 その名の通り「団体信用生命保険」は「生命保険」に分類され、金融機関が提携する生命保険会社よって様々な種類があります。

 今回はそんな「団体信用生命保険」の概要や中身についてご紹介したいと思います。

団体信用生命保険について

  団体信用生命保険とは、住宅ローン債務者が返済期間中に死亡や高度障害になったときなどに、住宅ローンの残高が保険金によって完済される保険です。住宅ローン利用者(または遺族)は住宅ローンの返済が不要になります。

死亡による住宅ローン返済リスクについて

 死亡は、住宅ローン返済にまつわるリスクの一つです。

 契約者が死亡すると、一般的には団体信用生命保険によって残債が支払われるため、遺族の負担はなくなりますが、団体信用生命保険への加入が住宅ローン借入の条件となっていない住宅ローンの商品を契約した場合には、自分自身で保険を用意しておく必要があります。

 住宅ローンは多くのメリットがある反面、デメリットやリスクもあることを把握し、どのように返済するかを考えることが大切です。

団体信用生命保険の補償内容

●特約なしの団体信用生命保険は契約者が死亡もしくは高度障害状態になったときに保険金が支払われるものです。高度障害状態とは生命保険会社が指定する所定の状態をいいます。

●3大疾病保障付き団体信用生命保険
 住宅ローンの返済が難しくなるのは死亡や高度障害状態だけではありません。死亡や高度障害状態以外の病気を保障する特約が付いた団体信用生命保険もあります。
 ご自身が不安な病気や、現在加入している各種保険なども確認して、無駄なく役立つ団体信用生命保険を選択するとよいでしょう。
 3大疾病保障付き団体信用生命保険は特約なしの団体信用生命保険に加えて、住宅ローンの利用者がガン、脳卒中、急性心筋梗塞のいずれかを発症し、所定の状態になった場合に保険金が支払われるという特約付きの団体信用生命保険です。

●3大疾病保障+生活習慣病保障付団体信用生命保険
 3大疾病に加えて高血圧症、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、慢性膵炎等といった生活習慣病等のいずれかを発症し、所定の就業不能状態になって住宅ローンの返済ができない状態が一定期間を超えて続いた場合に保険金が支払われます。対象となる病気や条件は金融機関や商品によって異なります。

団体信用生命保険の特徴

 通常の生命保険と比べた団体信用生命保険の特徴をご説明します。

 ①保険料の負担
  団体信用生命保険では保険料は住宅ローンの金利に含まれます。
  通常の生命保険とは違い、性別や年齢による保険料の違いはありません。

 ②保障期間
  団体信用生命保険ではローン返済期間=保障期間となります。
  保険通常の生命保険では保障期間は契約時に決まります。

おわりに

 現在ご加入されている生命保険の保障内容をきちんと理解されてますでしょうか。
 住宅ローンお借入れに際しては、生命保険の保障内容も充分ご確認いただくことをお勧めします。
 当社でもご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。