【睡眠中に息が止まる!?】睡眠時無呼吸症候群について

保険(生命保険・損害保険)

皆様の中には、自分では気づかなかったけれど、家族から「いびき」を指摘されたり、よく寝たつもりなのに、全然疲れが取れないという経験はないでしょうか?
実はその症状、病気かもしれません。

今回は身近でありながら、実は怖い「いびき」について、

  • いびき?SAS(睡眠時無呼吸症候群)かも?
  • SASはなぜ危険?
  • SASはどんな症状がある?こんないびきをかいていたら要注意!
  • SASの原因は?どんな人がなりやすい?
  • SASの治療法・予防法
  • の5点について、お伝えさせていただきます。

    いびき?SAS(睡眠時無呼吸症候群)かも?

    自分では気づきにくい「いびき」ですが、なかには寝ている間に呼吸が止まってしまう、睡眠時無呼吸症候群(英語ではSleep Apnea Syndromeと言い、頭文字をとってSASとも呼ばれる)と呼ばれる病気を罹患している方がいます。
    自分ではなかなか気づかないため、多くの潜在患者がいると言われます。

    ちなみに「無呼吸」とは睡眠中に呼吸が10秒以上停止する状態です。
    無呼吸の状態が一晩(7時間)の間に30回以上または1時間に5回以上になると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

    呼吸停止が10秒未満、また呼吸が低下した状態を「低呼吸」と言います。
    SAS患者の場合、平均30秒以上、長い場合は2分以上も呼吸が止まることがあるとされています。

    SASはなぜ危険?

    SASになると、睡眠中に呼吸停止が繰り返され、体内の酸素が減り、二酸化炭素の量が上昇します。

    そうすると身体は酸素不足を補おうと心拍数を上げます。
    寝ている間も脳や身体に負担がかかるため、日中の疲れを十分に回復することができません。それによって、さまざまなリスクを生じることになります。

    交通事故や労働災害の危険性

    SASが危険なのは日中強烈な眠気をもよおすため、日常生活で様々な障害が生じるからです。

    仕事中の居眠りで労働災害を引き起こすだけでなく、居眠り運転が交通事故の原因にもなります。

    酩酊(めいてい)状態の人よりも重症のSAS患者さんの方が、ハンドルの操作ミスが多いと報告されており、重症度が増すほどに交通事故の発生率は高くなります。

    合併症の併発

    SAS患者さんの多くは、メタボリックシンドローム、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を発症しています。

    これらの病気は放置すると生命の危険を及ぼすこともあり、SASは命に関係している疾患とも言えます。

    SASはどんな症状がある?こんないびきをかいていたら要注意!

    SASの主な特徴は、いびきのかき方にあります。
    通常のいびきと異なり、大きないびきの後にしばらく呼吸が止まる、または止まりかかけ、その後「グエッ」とあえぐような深い呼吸と共に再びいびきが始まります。
    平均30秒以上、長いときは2分以上も呼吸が止まる人もいます。

    いびきの他にも、寝ている間に息苦しさを感じる、寝汗をかく、何度も目が覚めるという症状があります。起きた時に身体や頭が重く、すっきりせず、日中も倦怠感があり、集中力が続かず、突然強い眠気に襲われます。

    無呼吸症状は一晩に何回も繰り返されているので、寝ているつもりでもほとんど寝ていない状態になります。そのため、無自覚でも睡眠不足に陥っているのです。

    SASの原因は?どんな人がなりやすい?

    SASの分類で最も多いのが、上気道(空気の通り道)が塞がり狭くなることにより起きる「閉塞型無呼吸症候群」です。

    この原因は主に以下のようなものがあります。
    肥満症・舌の形状異常・扁桃腺肥大・顎や顔の形状・気道の筋力低下・鼻炎

    SASの治療法・予防法

    SASの治療法としては、内科的治療・外科的治療・マウスピースの装着、またSASの予防法としては、肥満の解消・飲酒と喫煙を控える・仰向け以外で寝る・鼻呼吸の習慣などがあげられます。

    とはいえ、治療も予防もSAS(睡眠時無呼吸症候群)と気づかないことには対応がしにくく、SASとの診断が遅れることもあります。
    家族にいびきを指摘されたり、睡眠時間が十分なのに日中眠気がある人は、一度、病院の受診、また健康相談窓口に相談してみることおすすめします。

    身近な「いびき」であってもどこの病院に?どこの科を受診したらいいのかわからないという方!
    実は生命保険にはそういったどこの病院にいけばいいのか?どこの科にいくほうがよいか、相談に乗っていただけるサービスがついている会社が増えています。

    病気になったときしか使えないと思いがちな生命保険ですが、一度自分の身体のメンテナンスと一緒に生命保険のそういった部分もご確認してみてはいかがでしょうか。
    自分の保険はどうかな?と気になった方はぜひお声かけください。