住宅ローンについて
住宅ローンとは?
住宅を買う時にほとんどの人が利用するといわれている住宅ローン。
ほとんどの人が利用するものであっても、「しくみ」がよくわからないという方が多いようです。
今回は、住宅ローンについて、知っておくべき「しくみ」について紹介していきます。
住宅ローンとは、その名の通り住宅を買ったり改築したりするために金融機関から借りるお金のことです。もちろん自己資金でお金を出せればいいのですが、数千万円もする住宅費用をすべて自己資金でまかなえる人は多くはいません。そのため住宅を購入する場合には、ほとんどの人が住宅ローンを利用して、毎月の返済をしていくことになります。
金利とは?
住宅ローンを利用することで私たちはお金を借りることができますが、借りたお金(元金)をそのまま返しただけでは貸す側である金融機関には利益がありません。そこで、お金を返す時に、借りた額より少し多めの額を返します。この少し多めの部分を「利息(利子)」と言い、元金に対する利息の割合のことを「金利」と呼びます。
※1年間で支払わなければならない金利のことを「年利」と呼び、住宅ローンにおいて金利は年利で示されることが多いです。
※月々に支払う利息額を計算する時には、下の式から12ヶ月で割る必要があります。
年利 = 元金 × 金利(%)
毎月のローンの返済では、元金の返済分だけでなく、こうした利息の支払い分も含めた金額を払っていくことになります。利息は、借りている期間に応じて多くなるため、返済期間が長ければ長いほど総支払額も大きくなります。
一方、元金が同じ場合、返済期間を短くすれば総返済額は少なくなりますが、月々の支払は増えるため、家計の負担は大きくなります。
そのため住宅ローンを組む際には、仕事の安定性や子供の有無、退職のタイミングなど、自分のライフプランや収支のバランスを考慮した上で、借り入れ額や返済期間を決めることが重要となります。
次回は住宅ローンの金利の種類について、ご紹介していきたいと思います。